以前にも書きました。
「単年で赤字を出さない」という目標。これを掲げたことによって、次回に何をしなければならないのかを考えやすくなります。
例えば、第一表を見ながら、ゲーム進行を振り返ります。その際に考えることはひとつです。赤字を出してしまった場合は、F越えしていなかったということ。そうすると、F越えをするには、あと何個、売らなければならなかったのか?そこから、なぜ売らなかったのか?売れなかったのか?を分析します。
この場合、何が「戦略」で、「戦術」か、わかりますでしょうか?
答えは「単年で赤字を出さない」が戦略です。それを受けて、「赤字を出さないようにする方法」が戦術です。
戦略というものは変わりません。その逆で、戦術は変わります。なぜなら、その戦略を達成するために取る方法が「戦術」となります。この場合、「単年で赤字を出さない」、そのためには何をしたら良かったんだろう??と考える。販売力をあげたら良かったのか、など戦術は達成するために変わります。
行き先、その行く方法と置き換えるとわかりやすいかもしれません。
今は9時、新大阪駅にいます。13時までに東京に行きたい。その場合、どういう交通手段がありますか?
13時までには、4時間あります。
交通手段は
自家用車、タクシー、バス、飛行機、ヘリコプター、新幹線、特急電車、自転車、徒歩
とありますが、時間を考えると、「飛行機、ヘリコプター、新幹線」の3つが時間に間に合います。ヘリコプターは金銭的に無理だったとして、「飛行機、新幹線」の二択になるというワケです。
「13時までに東京に行く」が戦略、「飛行機、新幹線」が戦術です。これが「明日の朝までに東京に行く」となると、時間に余裕ができ、交通手段の選択肢(自家用車、タクシー、バスなど)がグッと広がるワケです。
「単年で赤字を出さない」で考えると、「現金&行数内」を条件に、期に起った状況と照らし合わせ、考えるです。そうすると、あの時にどういう戦術を取れば最良だったかが、見えてきます。
戦略から戦術を振り返る。良かったらやってみてくださいね。